社長のつぶやき①

「心の栄養」で途絶えた人間関係を復活

 

人類が未知のウィルスと戦い3年弱、医療制度においては第2類から第5類に移行される予定で、何とか以前のような社会活動へ戻りつつあるようです。

さて、戦後がむしゃらに働いてきた日本人が不慣れな自宅待機など、戸惑いを隠せないこともあったかと思います。

在宅中は体のケアや、食のバランスを意識した「体の栄養」を整えることができたのではないでしょうか。

では「心の栄養」はどうでしょうか? 人間は心にも栄養をたくさん吸収する力が備わっています。具体的に言うならそれは人との「ふれあい」です。これによく似た言葉に「つきあい」と言う言葉があります。つきあいは表面的な浅い関係に対し、心の栄養源となるふれあいには「身体的」、「言語的」、「心理的」の3つの種類があります。

「身体的」は目を見て手を握り握手をする、お互いの健闘を抱き合って讃えるなど、これは人間の集団欲の原初的形態です。「言語的」は友人との雑談や励まし、相手を褒め讃える、言葉をかけることです。これらはどれも、自分に向けられると何気ないたった一言の褒め言葉でも一生忘れられなかったり、一生の支えとなることも・・・。言葉の持つ力は大きいものです。「心理的」は前途を受けて生じる心のふれあいのことで、身体や言語に限らず相手の話に真剣に耳を傾ける、うなずく、微笑む、アニバーサリーにはプレゼントを手渡す、といった行為は相手に心地よい心理的ふれあいを与えます。これらは相手の存在価値を認める関わりであり無条件の肯定的ふれあいです。「豊かな人間関係を作り上げるポイント」は自らの心を豊かにすることであり、それは周囲に自然な形で無条件の肯定的ふれあいを与えられる自分自身を目指すこと。

ふれあいを与えることで、相手が生きる希望や喜びを実感すれば、やがて自分自身に返ってきてこの上ない喜びと充実感につながっていくことでしょう。

豊かな自分と、自分に関わる人たちが豊かになれば、仕事もプライベートも充実し、大きな成果が期待できます。